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京都のSHIKI物語

第3章 出逢いと働き


隼哉「何 泣きそうな顔してはるん?」




隼哉さんは私を見つめ
クスッと笑った。



「な、泣いてないです」



ハッとして隼哉さんに見つめられている事に
気づき素早く目を逸らした。



梅「お2人はん 楽しんでるとこ申し訳ないんやけど…」



隼哉「……」


「え?た、楽しんでる…?」


申し訳なさそうにしながら
梅さんが後ろから話しかけた。


梅さんの言葉に顔が熱くなっていく







梅「そろそろ時間やさかい皆 準備してはると思うから私はこれで」



隼哉「…もうそんな時間か」



「……?」




梅さんは微笑み
ぺこりと頭を下げ…行ってしまった。






あれ…?今、隼哉さん…標準語だった?











「………」









隼哉「………」








「………」





梅さんも居なくなり

部屋が誰もいないように静かになる


廊下から聞こえる

数人の女性の声




隼哉「…ほな、はん 行きましょか」



「…え?」






隼哉さんの
口が開いたと思ったら…何処に?






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