• テキストサイズ

京都のSHIKI物語

第3章 出逢いと働き




梅「はい 出来ましたえ」



後ろを少しキツく結んで
背中 優しくトントンっと叩く梅さん



「お〜」


机には少し大きめの鏡があり

それを見ながら後ろを振り返ったりしてみる



「 ありがとうございます」


梅さんが立っている方へ
くるりと回り頭を下げる


梅「上出来やわ〜」


着物を見て満足そうに梅さんは笑った。



これを1人で…
綺麗に出来るかな…先が遠いな…

梅さんに着付けてもらった着物を見て思う



「あ、隼哉さん 呼ばn…」


梅「ちょっと待ってくれまへんか」



隼哉さんを呼ぼうとした時

梅さんが私の左手首を掴んだ。



「え…?」


梅「ここからは私のお願いやねんけどええどすか?」


「梅さんの…お願い…?」







梅さんは何も言わず笑顔で頷いた。



/ 45ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp