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京都のSHIKI物語
第2章 影に隠れし人
隼哉さんってちょっと自分勝手だよね
なんて思いながら
部屋を360度 見渡し
それから5分後
隼哉「入りますで」
隼哉さんの声がしてビクリと身体が跳ね上がった。
「は、はいっ‼」
少し大きめの返事すると襖がスッと開け
隼哉さんの左手には何やら布の包んである物が…
隼哉「そこ座り」
「はい…」
隼哉さんは正座をして持っていた物を置き
自分が座っている前を扇子で軽く叩く
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