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王子様のプロポーズ 〜ST 編〜

第7章 フィリップへ





エドワード王子は百合根を誘い共にダイニングで食事の約束を交わすとウィル王子も共に食事をする事になった。


百合根はこんな時に翔も居てくれたらと思うが、眩しいぐらいな美貌を持つ王子2人と翔も然程変わらない。


けれど仕事仲間として慣れ親しんでいる翔が居てくれた方が食事も気は楽になるはずだと思った。


それに何より百合根はウィル王子の執事 クロードが少し苦手でもあった。


翔の事で説教を何故か自分が喰らうのだ。


どうもクロードはウィル王子に対して色々と厳しく執事というのはそういうものなのかと思いつつも、ゼンや他の王子の執事を見ると様々だ。



ダイニングテーブルに案内され席に着く。



百合根:「(うっ・・なんか緊張するなあ・・)」


ウィル:「初日だというのに対したものだな」


エド:「ええ、あなた方のお陰で凶悪な犯人を捕まえる事が出来ました」


百合根:「けどまだ問題は山ずみです。順番に各国へも行かなくてはならなくなります」


ウィル:「フィリップに来る際はうちの城に来ると良い。歓迎する。」


エド:「私も右に同じく、シャルルに来られる際は是非うちのお城へ来て頂きたい」


百合根:「ありがとうございます。その時は青山を引きずってでも参ります。」


ウィル:「クス・・彼女からしたらきっと迷惑にしかならないのかもしれないね。」


百合根は苦笑いする。


エド:「所で彼女・・ユリさんは秩序恐怖症という病だとか・・」


百合根:「ええ、整理整頓された場所やこういった煌びやかなお城や部屋は苦手なんです。さっきまでの議会室での彼女の机を見ての通り乱雑な場所が落ち着くらしいんです。元々、潔癖症だからか不思議な事に埃一つ無いんですよ。」
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