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王子様のプロポーズ 〜ST 編〜

第1章 ノーブルミッシェル城へようこそ




ノーブル:「フォッフォッフォッ・・よう来てくれたのぉ日本の刑事さん。とても優秀だと伺っとる。」


百合根:「恐れいります。早速ですがまだ依頼内容を聞いておりません」


翔:「・・・・」


ノーブル:「ああ、その事ならこのゼンに聞いてくれ。なに来たばかりじゃ。今日はゆっくりしてくれ。」


百合根:「はぁ・・」



百合根と翔はゼンの後ろを歩く。


百合根:「随分広いお城ですね〜・・。こんな立派なお城に泊まれるなんて思いませんでしたー」


翔:「へえ〜キャップって意外と乙女なんだねーお城に泊まれるのがそんなに嬉しいんだ?」


百合根:「翔さんだって嬉しくないんですか!?だって此処世界遺産ですよ!?」


翔:「全然。寧ろ俺はさっきも言ってる様に頗る居心地悪い」


百合根:「ちょっ・・!(ゼンさんの前ではっきり言わないで下さいよ!)」


翔:「だって綺麗過ぎて気持ち悪いんだもん」


百合根:「あっ」


百合根はどうしてこんなに翔が居心地悪いのか思い出した。


ゼン:「あの・・こちらが青山様のお部屋になりますが・・」


遠慮がちに言うゼンの表情は至極困った様な表情をしていた。


それもこれも青山翔の発言の所為


百合根は直ぐ様、翔が口に出す前に前に出た。


百合根:「あの・・」


ゼン:「はい?」


・・・・・・
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