第5章 ティータイム
ジョシュア王子とキース王子が競うように出て行ったのを見て百合根は心配そうに後を追おうとしたところロベルト王子に引き止められる。
ロベルト:「大丈夫だよ。」
百合根:「しかし・・」
ロベルト:「僕らこういう仕事は意外と慣れてるんだ」
エド:「それより一息入れませんか?」
百合根:「え?」
ウィル:「そうだな」
ロベルト:「賛成〜!ほらっキャップも席に戻って!」
ゼン:「ではお茶のご用意を致します」
他の執事を連れ会議室を出て行ったゼンを唖然と見つめる百合根に翔はクスクス笑う。
翔:「日本と大違いだね、キャップ」
百合根:「本当ですね。」
事件の捜査の合間に呑気にティータイムに入る王子達に唖然としてしまう百合根の心情を察しグレンが言う。
グレン:「うちはティータイムなんて呑気な事はしませんけどね・・」
百合根:「オリエンスの警察も捜査本部を設けると聞きました。」
グレン:「ああ、捜査の仕方は日本と変わらない。」
ロベルト:「まあまあ、堅い事言わないの2人とも!」