第4章 捜査開始
ゼン:「ノーブル様は心を痛めておりまして・・」
キース:「それならわざわざ日本の警察呼ばなくても俺らに任せてくれれば良いものを」
ジョシュア:「全くだ」
ゼンは少し困った顔をしつつ黙る。
ウィル:「そんなに自信あるならどれか任せてみれば?」
ちらっと百合根を見て言う
百合根:「それなら・・どの捜査をお願いしましょうか?」
翔:「なら暴行殺人の犯人の捕獲をお願いしても良い?」
ジョシュア:「構わん」
キース:「望むところだ」
翔:「この犯人達を捕まえちゃえば大方の殺人事件は片付くよ」
ロベルト:「ちょっとそれって結構重要じゃない?」
グレン:「いきなり犯人捕獲をお願いするって事はあんた犯人がもう何処に出現するか分かってんのか?」
翔:「まあ、だいたいね・・これは僕の推論だよ?」
翔はゼンにボードを持って来させそこにこれまで起きた共通の事件と地図を貼りながらこれまでの事件内容を振り返り語る。
翔:「・・で、此処で分かってる事は3つ。犯人は複数による組織型によるもの。必ず一つのグループに纏まって行動している。2つ目、これまで起きた犯行現場を見ると彼らの縄張りが見えて来る。ノーブル城から半径2キロ離れた場所からこの辺り。どれも人気の無い場所を選ぶ所を見ると次に行われる犯行現場の予想は2つ。ここと此処。取り敢えずはここまでかな」
百合根:「待って下さい。」
翔:「何?」
グレン:「さっきあんた3つ分かってるって言ったよな?」
百合根:「今2つの説明しかしてませんよ?」
翔:「ああ、3つ目・・ね。ちょっとややこしいからな〜・・上手く説明出来ない」
エド:「それでも構いませんので教えて頂けませんか?」
翔はもう2件起きた恐ろしいバラバラ殺人の資料を貼った。
この事件もまだ犯人の特定は付いておらず、今世間で話題になり国民を脅かしている事件だった。
翔:「じゃあ、3つ目は誤算」
グレン:「誤算?」
翔:「うん。恐らくこの2人の女性を殺したのも彼等だと僕は見てるんだけど・・」
ジョシュア:「その根拠は何だ?」