第22章 開幕
さすがにちょっと言い過ぎたかな?みんな固まってるし…。ヤバいな私地雷原でスキップしてるかもしれない。生きて帰れるかな…。私が我が身の行く末を案じていると赤髪の少年はさもおかしそうに笑いだした。
赤司「なかなか面白い話を聞かせてもらったよ。それに免じて今日は許してあげよう。テツヤ、いい彼女を持ったな。大事にするといい」
とりあえずセーフだったみたいだ。みんなもホッとしている。よかった私生きて帰れる。
赤司「じゃあ僕はそろそろ行くよ。今日のところは挨拶だけだ」
青峰「はあ⁉︎ふざけんなよ赤司それだけのためにわざわざ呼んだのか?」
赤司「いや…本当は確認するつもりだったけどみんなの顔を見て必要ないとわかった」
そう言って赤髪の少年はキセキの世代の顔を順に見る。
赤司「全員あの時の誓いは忘れてないようだからな」
全員の顔付きが変わった。テツヤ君の表情も険しくなる。
赤司「ならばいい。次は戦う時に会おう」
不敵に笑うと、赤髪の少年はそのまま去っていった。