第3章 えんそくえんそく
放課後、律香とマジバに寄った。
律香「今日は穂波の奢りね!」
穂波「え⁈まあいいけど…」
律香「何よぉ、私のおかげで黒子君と同じ班になれたんじゃん」
あ、やっぱりそうですか。そんな気はしてたけどさ。
穂波「律香いつから気づいてたの?」
律香「うーん…結構最近?私が黒子君がいることに気づく時って、必ず穂波と一緒にいる時なんだよね。穂波いつも嬉しそうにしてるからさ、これはもしやと思って」
うわ、顔に出てたか。改めて言われるとかなり恥ずかしいかも。
律香「てゆーかさ、穂波いつの間に恋する乙女になってたわけ?その辺ちゃんと話しなさいよ協力してあげるから」
律香はいつになく真剣な表情で言ってくれた。私は桜並木の一件を話した。
穂波「…ってわけで多分その時にはもう好きになってたんだと思う…」
律香「何そのまさかの少女漫画展開⁈」
やっぱりそう思うよね。自分でもそう思うもん。
律香「これはもうトコトンお約束で攻めるしかないわね。遊園地でラブラブ大作戦よ‼︎」
どうしてそうなるの⁈てか、なんですかそれは。