第20章 邂逅
黒子side
それは青峰君が立ち去って数分後のことでした。火神君が買ってきてくれたポカリを飲んでいると、その人はやってきました。
桃井「テツくーーん‼︎会いたかったーっっ‼︎」
苦しいです桃井さん。
黒子「すみません桃井さん、離れてもらえますか」
桃井「あ、ごめんね苦しかった?会えて嬉しかったからつい」
黒子「いえ、それより青峰君から聞きました。ウィンターカップ一回戦で対戦することになったそうですね」
桃井「あ…うん、そうなんだけどね…」
黒子「今度はもう負けません。僕達が必ず勝ちます。だから首を洗って待っててください」
桃井「ふふっ、それリコさんにもさっき言われたよ?」
黒子「カントクに会ったんですか?」
桃井「うん、後、小坂さんにも」
黒子「穂波さんに⁈」
桃井「かわいい人だね、小坂さん。スタイルもいいし。思ってたより気が強いけど…」
黒子「穂波さんに何か言ったんですか?」
桃井「うん…今はテツ君小坂さんと付き合ってるけど、私も諦めるつもりはないって。そしたら小坂さんにテツ君のこと信じてるから彼女の座は渡さないって言われちゃった」
穂波さん…ありがとうございます、僕を信じてくれて。