第19章 集合
注文票を裏手に持って行くと、火神君が話しかけてきた。
火神「おい小坂、黄瀬が来てるって本当か⁈」
穂波「へ?黄瀬って誰?」
火神「バカ、海常の黄瀬だ。合宿の帰りに見ただろ桐皇との試合」
ああ、どうりで見たことあると思った。確かテツヤ君がモデルもやってるって言ってたよね?それであの女子ばっかりの人だかりができてたんだ。
火神「緑間に黄瀬って、あいつらなにしに来たんだよ一体」
穂波「私に聞かれても知らないよ。本人達に直接聞いてみれば?」
とりあえずウーロン茶を用意してもらった。
火神「ちょっと俺も行ってくる。あいつらどこにいるんだ?」
穂波「緑間君達は1番テーブルで黄根君?は7番テーブル」
火神「黄根じゃねー、黄瀬だ。1番と7番な」
火神君が出ていく後について、私もウーロン茶を持って出る。7番テーブルへ行くとさっきより人だかりが多くなっていた。どうやってテーブルまでたどり着こう…。火神君はお構いなしに人だかりを割って入っていった。私はその後ろについていく。