第18章 そして伝説へ
カントクが紙コップに何かと何かと何かを入れてかき混ぜています。もしかしたら僕達は今絶体絶命の危機に直面しているのかもしれません。出てきた液体は東京湾の色をしていました。これは飲み物ですか?
黒子「カントク…コレは一体?」
リコ「リコの特製ドリンクよ☆選んだ数字に該当する材料をミックスしたの。食べられない物は入ってないから大丈夫」
黒子「ちなみに1番と6番と8番の材料はなんですか?」
リコ「それは企業秘密♡」
それであの屍の山が…。僕達は戦慄しました。今まさに生命の危機が迫っています。
リコ「さあ、遠慮しないで飲んで」
僕が覚悟を決めて手を伸ばそうとすると、穂波さんの手がそれを制しました。
穂波「待ってテツヤ君、それ私が飲む」
黒子「ダメです。何が入っているのかわからない物を君に飲ませる訳にはいきません」
穂波「だけどもしテツヤ君に何かあったら…‼︎」
黒子「大丈夫です。僕は君をおいて逝ったりしません」
リコ「だから食べられない物は入ってないって言ってるでしょ⁈」