第18章 そして伝説へ
黒子side
今日は文化祭初日です。僕は穂波さんと先輩達のクラスを回っていました。僕達の担当は明日の一般開放日です。そういえば昨日珍しく緑間君からメールが来て僕の担当する時間を聞かれました。少し嫌な予感がしなくもないですが、多分大丈夫でしょう。
先輩達のクラスを順番に回って、最後にカントクと主将のクラスにやってきました。が、何か様子がおかしいです。何故か倒れている人が大勢います。どうしたんでしょうか?
教室の中にはいくつかのイス席とカウンターが一つ。カウンターの中にはカントクがいました。…カントクが、いる?嫌な予感がします。
リコ「あら黒子君、穂波、いらっしゃい。おごってあげるから一杯飲んでいかない?」
カウンターの横には「ロシアンドリンク」の文字が。ロシア風の飲み物…という訳ではなさそうです。
リコ「じゃあまず1から10までの間で好きな数字を三つ選んで」
なんでしょう、ものすごく危険な気がします。
穂波「じゃあ1と6と8で」
リコ「1と6と8ね…コレとコレとコレっと」