第3章 入学
主人公 視点
入学式が始まった。
周りでは退屈なのだろう。
ひそひそと話し声が聞こえる。
もちろん、私は話していない。
先生に入学してすぐ目をつけられるのはごめんだ。
長い祝辞が終わり、新入生代表の話だ。
「次に、新入生代表の話です。
赤司征十郎くん。 お願いします。」
赤司‥‥‥?
聞いたことがある。
だが、小学生時代の友達ではない。
となると、、
家か。
そういえば赤司財閥なんてよく聞くではないか。
よくあるメーカー。
スポーツメーカーから家具のメーカーまで、よく貸しをつくっている。
雲の上の存在ですね。
赤司征十郎くん。
素晴らしい、恐ろしい と思うと共に
なぜか親近感が湧いてしまった。