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ねぇ、赤司君。

第3章 入学


主人公 視点





「あの、赤司君」



「なんだい?」






「私たち、会ったことありますか?」




「いや、ないと思うけど。」














話してみて、何故か、昔、会った気がした。






思い違いかも、しれないが。









「あ、新入生代表、とっても様になっていましたよ


流石、赤司君ですね」



と言うと、彼は顔を顰めて

「君は、オレを知っているような口振りで話すね」



と。



そりゃ、まぁ、家のことは少しはしっているが?


私が過大評価しすぎたのかもしれない。










「イメージですよ。


まさか、私と同率の人がいたなんて。
そんな人が初めて私の世界に現れたら、自分と同等か、それ以上だと、確定できるではないですか」


「これでも私、この会話を楽しんでいるんですよ」

















「そうか。オレもこの会話を楽しんでいるよ。



それと、君とオレはどうやら同じ種類の人間らしい」







それはそれは光栄ですわ。



そうは思って無いようだけど。



ふふっ‥‥、同じ種類の人間 ですか。
私、もっと凄い人なのかと期待していたのですが。




残念だったね。
オレはそこまで出来た人間ではないよ。





意外です。























なんて話しているうちに玄関前に。


「赤司君は、何組なんですか?」



「オレは一組だよ。
波賀内は?何組なんだ?」



「三組です。暇なときなど、遊びに来てください。」


「こちらこそ。だが、波賀内が来たら男子が騒ぐな」


「赤司君が来たら女子が発狂しますよ」

「あ、赤司君。余裕な表情してますね。
まんざらでもなかったりして‥‥ ふふっ」








「それは波賀内だろう。」

















































やっぱり赤司君、君と話していると落ち着きますね。



ねぇ、赤司君、君はどう思いますか?












今日、君と話してみて思ったのは












凄くて、脆いですね。

関係ないものが触ったときの君と
関係者が触ったときの君は、絶対に違う気がします。
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