第2章 テニスの王子様/氷帝/
だが関西人、身体に染み付いたたこ焼きスキルは半端なかった。
視界不良の中見事に返し終え……無事皆の胃袋へと収まったのだ。
めでたしめでたし。
「が、まだパーティーは終わってねぇ!おい樺地!」
「ウス」
いやそこで締めくくるんじゃねぇよと、跡部は樺地に何やら合図。
皆が注目する中、樺地はバカでかいケーキと、これまたバカでかいリボンのついた箱を持って来た。
要するにケーキを食べながらプレゼント交換をしようという事だろう。
「お前ら、持って来たプレゼントを出しな」
「俺はこれだ!中は、うぐっ?!」
「ダメですよ宍戸さん…!今中身を言っちゃ」
「だからっていきなり口押さえるなよ!」
「あ、すみません」
うん、宍戸と長太郎。安定の仲良し。
誰も邪魔出来ないであろう。
……さて、跡部が今からやろうとしているのはこうだ。
皆が輪になって、音楽がかかっている間プレゼントを隣の人に回し続けるというもの。
それじゃケーキ食べながらとか出来ないじゃん。というツッコミはしないように。
ちなみに音楽係りは樺地の役目。
これは侑士の入れ知恵だ。
「ええか跡部、プレゼント交換はこうするんやで」と聞いたから。
ガキくさくてイマイチ気分が乗らなかった跡部だったが、その話をしていた時に側に居たがやりたそうにしていたので決定した次第だ。
((と交換するには、間に3人ずつ入れなきゃ無理だ))
実はこの場にいる野郎共全員、にあげる為にプレゼントを用意していた。
自分のをにあげたい。
のは自分が欲しい。
その為には配置が鍵となる。
メンバーは樺地抜きで8人。
自分を1番とするなら、には5番目にいて貰わねば。
だから皆結構必死だ。