第7章 市丸ギンと私
「ただいま帰りました」
久しぶりにきた藍染家は気のせいか大きく、威圧感があるようだった。
「おかえり、主人公の名前」
「惣右介様!」
迎えてくれたのは藍染だった。
すぐさま主人公の名前は近くにより、またニコリと笑った。
久しぶりに、心からの笑顔がでた。
その後しばらく荷物を部屋に置き、茶室で相向かいになって談笑した。
真央霊術院での事を、止まりなく話す。
主席で頑張っていること
はやく死神になりたいこと
そして、死神になって惣右介様の側にいたいということ。
それを一通り話すと、藍染は妙に深妙な顔になった。
何か悪いことや地雷でも踏んだだろうかと焦った。
「その事なんだけどね…主人公の名前」
「…?」
間を置かれて藍染から出た言葉は、
主人公の名前の予想の遥か斜め上を行くものだった。