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貴方に愛焦がれ従って BLEACH

第5章 修行


「この蕣花は、薙刀の刃先で斬りつけられることにより、その相手の左胸元に蕣花…つまり、朝顔が咲きます」

「なるほど、蕣花の別名は朝顔だからか」

「はい。その胸元に咲いた花の色により私が獲得する力も異なります」


薄赤い朝顔は、相手の始解、卍解した時の能力が、
私にも扱えるようになる。

薄青の朝顔は、私に相手の霊力を奪い渡す。

そして真っ白な朝顔。
この朝顔は稀にしか出ない。
しかし、私に譲渡されるのは、相手の霊力、技術、闘いで必要とされるモノ全てだ。

ザックリいうと、
薄赤い朝顔が咲けば、相手の始解した時や卍解した時の能力。
薄青い朝顔が咲けば、霊力を。
白い朝顔ならば相手の全てを私にも使えるのだ。


「…素晴らしいな」

「いえ…相手の卍解も扱えるといいましたが、
それは私の霊力に比例するので、私が弱まってる時は扱えません」

「それは、君自身で確かめたのかい?」

「いえ、蕣花が教えてくれました」


そういうと藍染は目を見開き、嬉しそうに薄く笑った。
私の見込みは間違いなかった…
そう語っている笑みだった。


「まさか…もう具象化できるのかい?」

「具象化もなにも、蕣花は最初から私に姿を見せて教えてくれましたよ?」

「…才能とは末恐ろしいな」


藍染の言葉が理解出来ない主人公の名前は首を傾ける。


「蕣花に性別はないそうで、ただ黒髪に朝顔を付けていますよ」

「随分とお洒落だな」


から笑いする藍染に、つられて主人公の名前も薄く笑った。
藍染のその笑いは、少し怖かった。


「…では、いきます!」

「あぁ」


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