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屋上コンサート

第2章 初会話



で、、、

「やめとけってどういうことだよ」

「だからー彩音はやめとけって言ってんの」

意味分からん。

「なんでダメなんだよ」

「性格最悪だから」

はぁ??

「あんなに可愛くてあんなに歌上手いのに性格悪いわけないだろ!!」

俺が怒鳴ったのにクラス中がしーんとなる。

のと、俺が言った発言に皆が驚く。
理由は、俺が女を可愛いとか言ったことないから。

「おまっホントに惚れたんかよ」

「惚れた」

あんなの惚れるに決まってんだろ。
性格悪いとか話してみないとわかんないし。

「良いんじゃねーの」

「はっ!?」

「玲雄ーお前は隼人に甘すぎだって!!」

「隼人が初めて女を好きになったのに止める必要なんてねぇよ」

玲雄…。

「俺は認めねぇぞ!彩音が隼人の好きなやつとか認めねぇ!」

お前はなんでそんなに否定するんだよ。
そんなに彩音は性格悪いのか?

つーかその発言…ホモだぞお前(笑)
俺はそっちの趣味はねぇからな(笑)

「たくっとにかく話してみれば?志藤と」

「お、おう。でもクラスってどこ?」

それに来てるかわかんねぇじゃん。

「3組。今日は来てたよ。朝見たから」

俺の気持ちを見透かしたかのように言う玲雄。

3組ってことは隣の隣か。
結構近いじゃん。
俺、それで知らずに2年半も過ごしてきたんだな。

我ながらバカだと思うよ。

そして、俺は昼休みに志藤彩音に会いに行くことにした。
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