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屋上コンサート
第2章 初会話
志藤彩音だ…。
「ねぇ。聞いてる?」
はっしまった見入ってしまった。
「あ、わりぃ。えっと」
「で、用は何?」
あれ?
なんか冷たい感じがするけど。
気のせいか?
「あのさちょっと話さねぇ?」
うわー絶対無理って言われるパターンだろこれ。
俺が心の中で焦っていると…
「良いよ。」
と可愛らしい声がした。
「え?」
「だから良いよって言ってんの。屋上行こう」
マジで?
俺がテンパっていると「行くよ」とまたせかされる。
「お、おう」
俺はすぐに志藤彩音のあとを追った。
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