第4章 事後
隣で眠る愛しい人の髪を撫で、
「サヨナラ」
と、口を動かして部屋を出た。
「遅いぞラビ!!!」
ブックマンは毛を逆立てて怒っている。
「ごめんごめん、ちょっと荷造りに手間取ったさー」
ラビはアレンとの事を悟られぬよう、
いつものように、へらへらした。
「全く、手間かけさせおって!行くぞ」
「はいはーい……!!」
ラビの体は動かなかった。
口では行くと言っているのに、足が動かない。
「どうしたラビ。」
「…。やっぱり結晶型になりそうにないさ。」
「なん!?ラビ、今さら何を!!」
ラビはいつもの調子でけろっとした口調で言った。
「やぁ、さっき発動させたんだけど、
まだまだ大丈夫だったさねー」
ブックマンはとんでもない顔でラビを睨んだ。
「わっ悪かったさっ!」
ラビは焦る。見透かされてはいけない。と、必死に何でもない振りをする。
「本当に大丈夫なんじゃろうな?
それとも、よもや教団の者たちに情がうつったのではあるまいな。」
「本当に大丈夫だって!(…多分)」
「フン…。まだ調べることもあるしな。」
ブックマンはしぶしぶ納得したようだった。
さっき、アレンとの行為の余韻が、まだ体のあちこちに残っている。
(はは…ブックマン失格さね)
ラビは自分を嘲笑する