第1章 Sweet cooking
「大丈夫!!舐めれば治るから!!」
そういってさきは血が出ている人差し指をぱくっと口に含んだ
「あとは絆創膏はっておけばだいじょーぶ!!ね?」
明るく微笑むさき
しかしそれとは裏腹にドンジュンの顔は心配そうなまま
「貸して?」
そういってドンジュンは怪我してる方の手の手首をつかみ
怪我した人差し指を自分の口に含む
「ちょっ…!!////」
一瞬でさきの顔は沸騰したように赤くなり、恥ずかしさのあまり手を引っ込めてしまう
「ぬな?貸して??まだ消毒終わってないよ??」
「いや…恥ずかしいもん……////」
「ほら、貸して?」
「いや…///」
ったく…とぽつりとドンジュンがつぶやき、よいしょっとさきを軽々持ち上げキッチンのシンクに座らせる
「きゃっ…!!///ちょっと、ドンジュンっ!!!///やだ、恥ずかしい…」
「だってこうもしないと、ぬな貸してくれないでしょ?」
「うっ…///」
「ほら、貸して?」
下から見つめられるドンジュンに根負けしたさきは怪我した手をドンジュンの目の前にゆっくりと差し出す
そして差し出された手を優しく手にとり、怪我した人差し指を優しく舐める
「んっ…!///」
びくっと反応するさき
その反応に気づいたのか、ドンジュンは怪我した指を指先から指の付け根までゆっくり舌でなぞる
「っ…!!////」
「ぬな…?なんでそんな反応するの?」
「そ…それは…///」
言いかけたさきにわざとキスをする
「んっ…////」
軽く啄むように何度も音をたてるキスをし、そして舌を忍び込ませ、歯列をなぞり、舌と舌を絡ませる
「んっ…ふ、っん…////」