【黒子のバスケ】人を外見で決めては絶対いけません!
第4章 黄瀬涼太に出会う
「……はゎ〜ぁ」
思わず大きな欠伸が出る。
昨日は眠れなかった上、仮眠でもとろうかと思いいつもより早く学校へ行ったのに席には黒子君。
もう限界だった。
眠い、すごく眠い。
目を擦っても、太ももをシャーペンで刺してみても効果は一時的だけで、数秒経つと瞼が下がってきてしまう。
このままじゃ……………
「ぶへッ」
寝てしまう、と思った時だった。何処からか消しゴムが飛ばされてきて、頭に直撃した。
かなりの速度で飛んできたのか、当たったところがじんじんと痛む。
誰だと思い、周りを見渡すと黒子君と目が合った。
「……?」
何か言っている?
ね、た、ら、お、し、お、き…………
寝たら お仕置き
一瞬で目が覚めた。
お仕置きはごめんだ。
何されるかわからない気がする。
私は、再び姿勢を正して授業を受けることに集中した。