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【黒子のバスケ】人を外見で決めては絶対いけません!

第4章 黄瀬涼太に出会う



「おはよー」
「おはよ」
「玉実おはよ!」
「ん、はよー」
いつも通り友達との挨拶を交わす。
そう、いつも通りなのだ。
約1つの出来事を除けば。



黒子テツヤ君が、私の席に座っている事を除けば。





「…………えっと。
な、何してる……んでしょうか……」
冷や汗をかきながら、私の席で本を広げている黒子君に話し掛ける。
やばい、話し掛けただけなのにもう逃げ出したい。
「そうですね。現実逃避したい人を逃さないようにですかね」
ひ、ひええぇぇ…またこの人、人の心読んだよ…
「で、でも、黒子君がそこ座ってると、私…席どこ座ればいいか分かんないかな〜なんて…」
「黙ってて下さい。今いいところなんです」

り、理不尽…………

黒子君は涼しい顔で読書を続けている。
まるで私の存在を忘れてしまったかのように。


結局、私は鐘が鳴るまで横で立つ羽目になったのだった…
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