• テキストサイズ

【黒子のバスケ】人を外見で決めては絶対いけません!

第8章 ようこそ誠凛高校男子バスケ部へ!




一気にブワッと汗が出る。

何したんだあの人!

思わず頭を抱える。
そして何かの光景がフラッシュバックした。



────────────



《籠橋さん、ここに名前を書いていただけませんか?》


黒子君は何かの用紙を私に手渡した。
何だろう、えーと、図書委員に関するお願い?

《なあに、これ》

《ええ、先程隣のクラスの図書委員の方から譲り受けたのですが、署名が必要だと。僕、出してくるので今書いてもらっても良いですか。》

《ふーん、分かった。えっとー…あれ、》

何故か用紙の下には紙がもう2枚あった。
私はまあ良いかと思い、そのまま自分の名前を書いたのだった。


─────────────





もしかして、あれ、カーボン紙なんじゃ……
そうしたら、今日ペンケースを貸してくれと言っていた意味が分かる。私、あの中に判子入れてるから。
それを知っての事だとしたら……。



その時、ガチャリと部室の扉が開いた。
入ってきたのは水色の髪と赤い髪。黒子君と火神君だ。



黒子君と目が合う。




そして彼はフッと




笑った──────。











や…………やられたーーーーーーーッ!!!!



後悔しても遅い。
何故なら、もう申請された後だろう。
だって、昼休み、黒子君はいなかった。
火神君は1人で購買のパンを齧っていたし。





私は「ああああ」と唸ると、崩れる様に机へ突っ伏した───。




/ 49ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp