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【黒子のバスケ】人を外見で決めては絶対いけません!

第8章 ようこそ誠凛高校男子バスケ部へ!




───そして、先ほどの冒頭に戻る。←イマココ


私はバスケ部の部室で座らされていた……。


目の前には相田リコさん。
後ろには大きな人とその他。
そして、見守る様にバスケ部部長の日向なんとかさん(覚えてない)と包容力のありそうな人がいた。

私は訳が分からなくて目線が定まらない。
自然に目が泳いでしまう。
悪い事は何もしてない筈なんだけど、目の前の彼女がジーッと私を見てくるから、なんだか居心地が悪くて。
私は逃げ出したい気持ちを抑え、おずおずと話を切り出した。


「え…っと、な、何か私に用でしょうか、相田リコさん…」

顔が青い私に対して、相田リコさんの顔色は頗る良い。背後に花が見えるくらいに。

「やだっ、もーー!これから仲良くするのに他人行儀!私の事はリ コ せ ん ぱ い ♡って呼んでね、玉実ちゃん♡」


「はぁ、リコ先輩、ですか」


ってちょっと待って。
これから仲良くする?どうして?

思考がうまく纏まらない。
いや、だって私何もしてないと思うんだ。
今日も普通に授業を受けて。お昼食べて。
平和に過ごした筈。
そう、平和に……………。
……おかしいぞ。
なんで今日はあの2人絡んでこなかったんだろ。
思い出せ、思い出すんだ………
今日のあの2人の表情を。
火神君は何故か、私に同情する様な視線を送っていた。
そして、最後に私は






────何か企んでいる様な笑みを浮かべていた黒子君を思い出していた。


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