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【黒子のバスケ】人を外見で決めては絶対いけません!

第6章 キセリョ再び





「ふーん、籠橋さんかあ。
あ、そーだコレ。昨日のお礼!
昨日は結局遅くなっちゃったじゃん?今日授業午前までだったから買ってきたんだよね。」

そう言って、キセリョが私に手渡したのは、神奈川で有名なケーキ屋のお菓子。
この前テレビで特集されてて、すごくすごーく食べたかったやつだ。
思わず目が輝いてしまう。
「この前、姉貴がコレ美味しいっつってて、まあ一口もくれなかったんスけど…」

箱の中を覗くと、ケーキは丁度4つ。

「じゃあ、みんなで食べよ」
少し行儀が悪いかな〜なんて思ったけど、貰ったものはすぐに食べた方が美味しいし、みんなで食べれば幸せを分け合えるもんね。
「いいの?これ、アンタの為に買ってきたんスよ?この俺がっスよ?」
ちょっと最後何言ってるかわからなかったけど、あげる相手が黒子君と火神君なら、彼だって文句はないでしょう。

全部種類違うから迷う。
何にしようかな〜なんて思う私をキセリョと黒子君が見ていたなんて、ずーっと後に知る事となった。


ケーキは幸せの味がして、すごくすごく美味しかった。
今度いつになるか分からないけど、家族に買っていこう。
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