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【黒子のバスケ】人を外見で決めては絶対いけません!

第7章 貼り紙


「ん?」

朝、教室に入って何か黒板に紙が貼ってあるのが見えて、少し気になって文字が見える程の近さに寄ってみた。
何々?
《誠凛男子バスケ部 マネージャー募集!》…?
バスケ部って、黒子君達が所属してる部活だよね。
凄い成績残してるらしいし、マネージャーとか結構いそうなイメージなんだけど。
火神君カッコいいし(バカだけど)。黒子君も密かに人気がある筈だ。

「何見てるんですか」
「うわぁ!」
背後から急に声がした為驚いて気の抜けた声が出た。
こんな事するのは1人だけ。
「黒子君、脅かさないでよ」
後ろを振り返って、挨拶ついでに文句を少し言ってやる。表情は変わらないものの、笑ってる…多分。
私が変な声出したから。

「入りたいんですか。マネージャーとして。」
黒子君が貼り紙を見ながらそう呟く。
いやいや、そういうわけじゃなくて。
「黒子君優しいし(私以外の女の子に)、カッコいいから、マネージャーの女の子沢山いそうなのになーって」
不思議だねー、なんて言って黒子へと視線を移す。


………………え?


驚いた。
だって、彼の顔、見た事ないくらい真っ赤だったから。


「黒子……君?」

「なんですか」

「…ううん、何でもない。」



私は黒子君から貼り紙の詳細に目を向け直した。






少しだけ。
ほんの少しだけだけど、
胸がきゅってなった気がした。


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