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【東京喰種】chouchou

第7章 喪失





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気が付けば、私は白に覆い尽くされた場所に立っていた。周りを見渡しても何かがあるわけでもない。
無限に広がる白。
声を張り出して、誰か居ないか尋ねてみたが返事はない。
どうすべきかも分からず、辺りをぐるぐると彷徨っていたが、暫くすると人のような何かが現れた。
人の形をしたものは私に手を振っている。
さよなら、とでも言っているようだ。
私の憶測に過ぎないが、何と無く不吉な予感がし、相手の所に行こうと私は一歩、踏み出した───瞬間、脚を何かにとられ躓いてしまう。


前を向き直した時には、もう、相手の姿は無かった。








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