第10章 君の初めてはすべて僕のもの(R18)
彼が私の脚をちょっと持ち上げて、股の間に顔をうずめる。
「あっ…」
彼の舌が私の割れ目をなぞるようにゆっくりと這う。
「あっ…ああっ…」
私の下半身がビクビク動く。
彼はそれをガシッと押さえる。
「やんっ…やっぱりやだ…恥ずかしい…あんっ」
なんかやっぱり恥ずかしすぎてクラクラしてくる。
「大丈夫。そんなこと考えなくてもいいようにしてあげる」
そう言って、彼はクリにそっと舌を置く。
そしてそっと動かす。
「んあっ…あんっ…あん…んーっ…」
身体がガクガク震えて奥のほうからプルプルしてくる。
余計、恥ずかしいよぉ。
確かにしゃべれないけど…。
「はぁっ…あん…あん…はぁ…」
だんだん身体の力が抜けてくる。
「はぁはぁ…気持ちいい…?」
彼が股の間から尋ねる。
「うん…気持ちいい…」
私は素直に答える。
「いっぱい濡れてきたよ…」
「うん…」
彼の言葉にいちおう頷く。
でもそういうのって言わないといけないもんなの?
答えにくいんだけど。
でも…なんかふわふわ気持ちいい…
そろそろまたぎゅってして欲しいな。
私は彼の手を探して握る。
「うん? 抱っこ?」
手を握り返して彼が尋ねる。
私はにっこり微笑んで「うん」って言う。
「よしよし」
彼が私の上半身をぎゅってしてくれる。
「うれしい。覚えててくれたんだ」
私も彼の背中をぎゅってする。
「ナコが嬉しいことは全部覚えてる」
彼が耳元でささやく。
うふ。