第10章 君の初めてはすべて僕のもの(R18)
彼の指が下に伸びて私の割れ目を探る。
あっ…本当にいっぱい濡れてる…
「はぁ…はぁ…」
私は彼の腕をぎゅっと握る。
彼の指が私の中にスッと入っちゃう。
「んっ…」
「あっ…痛くない?」
彼が少し心配そうに尋ねる。
「うん。痛くない。気持ちいい…」
「そうなんだ。ふふ…」
私の中で彼の指がぎゅっと動く。
「あっ…あん」
私の唇から喘ぎ声が漏れる。
「んっ…んっ…はぁ…あん…」
「ナコの中…あたたかい…柔らかくて…むにむにしてる。もう1本指いれても大丈夫かな…?」
「ん…うん。たぶん…」
「いれるね…」
「あっ…はぁっ…ああん…」
彼の指がたぶん2本、ぎゅうっーって入る。
「大丈夫…?」
彼の声が優しく尋ねる。
「大丈夫…あんっ…気持ちいっ…」
「可愛い…好きだよ、ナコ」
「あっ…わたしも…わたしも好き。紘夢…」
彼は私の唇にキスする。
彼の舌が私の唇に入ってくる。
あん。すごい気持ちいい。
彼の指は私の中でぎゅうっと動く。
なんか…んっ…すごい気持ちいいとこにあたって私の身体がビクッて動く。
私は彼の腕にぎゅってつかまる。
はぁ…はぁはぁ…気持ちいい…好き…わたし紘夢のことがすごく好き
でも唇が塞がれてて言えないの
彼が私の舌をちゅうっと吸う。
「んっ…」
私の中がきゅうってなるのを感じる。
「あっ…ナコの中、ぎゅうってなったよ…。気持ちいいから…?」
彼が唇を離してしゃべる。
「うん…気持ちいいから…好き…」
「あぁ…可愛い、ナコ…好きだよ。僕も好きだよ…」
彼は私の首すじにそっと舌を這わす。
そして私の中でぎゅっぎゅっぎゅって指を動かす。
「あっ…あん…気持ちいっ…紘夢…あん。紘夢ぅ…」
「ナコ…」
少し目を開けて彼の顔を見る。
彼が私の顔をじっと見てる。
恥ずかしい…。
すごい恥ずかしすぎて、なんか涙がにじんでくる。
でもわたしも彼の顔をじっと見たい。
彼の顔を見てると気持ちがあふれてくる。
「はぁはぁっ…好きっ…好きなの…」
「……」