第10章 君の初めてはすべて僕のもの(R18)
彼がもう一度キスしようと唇を近づける。
「もしかして前の紐パンも?」
私は思い出して聞いてみる。
「えっ? あ、うん。そう。ネットで」
「そっか」
彼の答えに私はちょっと安心する。
下着屋さんでどんな顔して買ったのか密かに心配してたんだよ…。
「あれ返してくれないの?」
彼に尋ねられる。
「プレゼントしてもいいって言ってたじゃん」
「いいけど…。履くの? あれ」
ちょっと不満そうに彼は言う。
「うん、大人になったら履く」
「大人かぁ…早くなりたいな。大人」
私の答えに彼が感慨深くつぶやく。
この状況で言うとなんか意味深。
「あの…あれでなくてもいいから僕の家にパンツ置いておいたら? 急に泊まることになったときに便利だよ」
「そんなシチュそうそうないでしょ…」
「そうかなぁ」
彼が首を傾げる。
いや、ないでしょ。
彼はさっきキスしようとしてたのを忘れたのか、どうでもよくなったのか私の服を脱がせる。
「全部…抜いじゃおうか。ね?」
私が返事しかねてると、彼はブラを取り去る。
私を寝かせてパンツにも手をかける。
「あ、あのっ」
私は彼に声をかける。
「うん?」
彼は優しく頷く。
「その機械って…どうやって使うの?」
私はまた質問してみる。
「これ? ほら、これがスイッチ」
彼がスイッチを入れると軽く振動音がする。
「さわってみて」
丸っこい棒みたいなとこを彼が差し出して言う。
さわってみると細かくブルブルしてる。
私は手を引っ込める。
「これどうするの…?」
「うん。ここに…入れてみよう?」
彼は私のパンツの上からそっと割れ目をなぞって言う。
「えぇ〜…」
「怖い?」
「うーん…。うん…」
「大丈夫だよ。僕のより小さいから。練習…ねっ?」
彼が私の髪を撫でて優しく言う。
「練習とか…別にみんなしないんじゃ…」
私は素直な意見を言う。
彼は少し考えて答える。
「まあ、そうかもだけど…。僕はナコに痛い思いして欲しくないっていうか…痛いって言われてやる自信ないし…」
めんどくさいなぁ。