第10章 君の初めてはすべて僕のもの(R18)
次の休み。
私は紘夢の部屋に遊びにきた。
今日は何して遊ぶのかな…。
部屋に入った私を彼がぎゅーっと抱きしめる。
あったかいなぁ、紘夢の身体…。
彼は私の手を握り、私をベッドに連れてく。
やっぱりそうなる?
なんか残念なような、ワクワクするような。
…
ベッドの上に2人で座る。
「いいものあるんだ。試してみよう」
彼は枕元の棚から何か取り出す。
……。
見たことあるような、ないような…機械?
「これピンクローター。知ってる?」
彼が楽しそうににっこり笑う。
ああ、これが…。
まあ、いちおう…知ってます…。
「知ってるけど…それをどうするの…?」
私はいちおう聞いてみる。
「これでナコの身体を可愛がってあげる」
彼が優しく言う。
なんかひく…。
「なんかイヤ…」
私は答える。
彼はちょっと困ったような顔をする。
「でも急にsexしたら痛いかもしれないし」
「でもぉ…」
「嫌だったらすぐやめるから、ね?」
そう言って彼は私の唇にキスする。
キスされながら、それってアテになるのかなぁって思う。
唇がちょっと離れたとき聞いてみる。
「それってどこで買ったの?」
「えっ? どこで? うん、えっとね、ネットで」
「なるほど…」
便利だね。インターネット。