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文芸部×チア部

第9章 謝って!


チア部の練習が終わって着替える。

「はぁ疲れた〜甘いもの食べたい。ねぇ季節のパフェ食べに行こうか? 彼氏は鳴海くんとラブラブなんでしょ?」

ユキに誘われる。

「あぁ、わたし体重が微増してるからやめとく。今日こそは宿題やってから寝たいし」

私の返事に、ユキが上から下まで私の身体をジロジロ見る。

「えっまだ大丈夫じゃない?」

「ふっ、わたしの体重が増えて苦労するのはリフトするユキだよ」

「そうだね…」

ユキはすぐ引き下がる。

ユキはリカたちとパフェを食べに行った。

私は紘夢の様子を見にいってみようかなぁ。

寂しい思いをしてるならかわいそうだし…。

わたしやっぱり紘夢に甘いなぁ。

でもこんなことするなんて…。

私は取り上げた受信器を出してみる。

こんな小さい機械で聞こえるのかな?

私はイヤフォンを耳にさしてみる。

…ガーガー…ピー…

…ねぇ…

んっ? 女の子の声?

…ねぇ…逢坂先輩…

えっ

私は耳を澄ます。

女の声『逢坂先輩、もう一度言ってください』

紘夢の声『好きだ。誰よりも君を愛してる』

女『もうちょっと感情こめて言ってくださいよぉ』

紘夢『それは僕には難しいよ』

鳴海くん?の声『逢坂くん、彼女の気持ちに答えてあげてくれたまえ』

紘夢『えぇ〜』

鳴海くんがいるということは演劇部の部室?

こいつら何やってんの?

私は演劇部の部室にダッシュする。

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