• テキストサイズ

文芸部×チア部

第8章 君と僕との物語(R18)


彼の部屋に入る。

私は彼の肩につかまって、ちょっと背伸びしてキスする。

彼は私の腰に手をまわして、軽く引き寄せる。

私は顔を傾けて、彼の唇に舌を差し込む。

彼の舌と私の舌が絡む。気持ちいい…。

ゆっくり唇を離す。

私は彼の顔を見上げて言う。

「思い出した? わたしの気持ち…。
わたしあのとき多少は酔ってたかもしれないけど、言ったことは全部覚えてるし、全部本当だよ。
逢坂くんのことが大好きなの」

「うん…ごめんね。僕が自分に自信がない故に…。
僕も愛してるよ…ナコ…」

彼が私の制服のリボンをほどく。

自信がない…。

逢坂くんは自分に自信がないから不安になるのかな…?

なら身体を満たすより、先に心を満たすべきかも…?

逢坂くんに自信をつけてもらうにはどうしたら…。

私はブラウスのボタンを外されながら考える。

うーん…。あっ…!

「小説!」

「えっ?」

思わず言葉を発した私に、彼の手が止まる。

「逢坂くんの書いた小説、まだ読んでなかった。わたしに読ませて!」

彼は私のブラウスのボタンに手をかけたまま固まる。

/ 144ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp