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文芸部×チア部

第3章 本当の彼、本当の私(R18)


彼が唇にまたキスする。

私の下唇をそっと舌でなめる。

そして軽くはむはむしたり、チュッとしたりする。

これ…どうしたら…。

彼の舌が唇のすき間に差し込まれる。

どうしよう…。

「震えてる? 大丈夫だよ。力抜いて。普通に息して」

彼が優しくささやく。ちょっとセクシーで素敵な声で。

もう何がなんだかわからない。

「口開けて。ナコちゃん」

私はちょっと口を開ける。

「もうちょっと…あーん」

私は、あーんって口を開ける。

私、なんで言う通りにしてるんだろう…。

彼の舌が口の中に入って、私の舌に触れる。

「んっ…」

身体がビクッとなる。

私はあわてて唇を離そうとするけど、後頭部を彼の手で支えられてて逃げられない。

彼の舌が私の口の中で動く。

よくわからない感触…。

柔らかくて、濡れてて…気持ち悪い。

息もしにくいし、苦しい。

「もうちょっと口開けて。舌出してみて」

彼が口を離して優しく言う。

私は唇をきゅっと閉じて、首をふるふると横に振る。

「ん…? 嫌?」

彼が尋ねる。

私は首を縦に振って頷く。

「そっか」

彼が優しく笑う。

少しドキッとする…。

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