第10章 君の初めてはすべて僕のもの(R18)
「やっぱり…こんな機械に先をこされるなんて耐えられない…」
彼は枕元の棚に置いてあったローターをベッドの下に落とす。
……。
そして棚から別の箱を出す。
それは…?
もしかして…コンドーム?
私はなんとなくそれをじっと見る。
「あぁこれ? コンドーム」
じっと見てる私に気づいて彼が答える。
私は声を出さずに小さく頷く。
「…それもネットで買ったの?」
私の口から間抜けな質問が出る。
「これ? これはマツキヨで買ったよ」
彼が答える。
あっそうなんだ。結構勇気あるねってなんとなく思う。
ていうか…
この展開は…?
彼はコンドームの封を破って、それを彼のものにつける…。
あ…
やるの?
彼は私の上半身を、またぎゅっとする。
そして顔を上げて、私の顔を見つめる。
「痛かったら…ごめんね…」
彼がすまなそうに言う。
えっえっどうしよう。痛かったらどうしよう。
わっ…わわっ…
彼のものがぎゅっと私の割れ目の中に入ってくる。
「んっ…」
ぎゅっと息を止める。
ちょっと…痛い…。
「は…はぁっ…。入った…?」
私は彼に問いかける。
「ん…半分くらいかな…」
そうなんだ…。
「痛い…?」
彼が私の髪を撫でて優しく尋ねる。
「ん…ちょっとだけ…。大丈夫…」
「そか…。はぁはぁ…」
彼が気持ちよさそうに吐息を漏らす。
「気持ちいいの…?」
「うん…」
私の問いかけに彼は少し恥ずかしそうに頷く。
「うれしい」
私は彼の背中をぎゅってする。