• テキストサイズ

感情論の推理

第2章 はじまりと決意


ギアステ内の休息所


「あ、僕クダリ!サブウェイマスターしてる。」


・・・私は今、トリップと言うものを確信した。

「あ、ありがとうございました。助かりました。」

息を整えてお礼を言う。落ち着くと共に、右腕の痛みが強くなってきて片方の手で押さえた。

「?・・君、名前は?ポケモンも持ってないみたいだし。」

「・・・沙織。月島沙織です。」

「沙織ね。ところで何処に行くつもりだったの?・・・沙織?」

クダリさんが聞いてくるが腕が痛くて答えられない。必死に声を押し殺すが限界が近づいていた。

「どうしたのさ。黙っちゃって・・・うわっ!すごい傷!何で黙ってたのさ!」

・・・ばれた。いや、別に隠そうとしていたわけじゃ無いけど。
そうこうしてる内にクダリさんは救急箱を出し、消毒液をかけようとしている所だった。

「いやぁぁぁぁっ!!クッ、クダリさん!まっ・・・」

私の必死の抵抗も虚しく、傷に消毒液が直撃したのだった。




/ 16ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp