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感情論の推理

第5章 ひとつめ




「ここが、サンヨウティ。」


あの二人と別れた後、まずは何処へ行こうかと悩んでいたところに荷物を積んだトラックが通り過ぎようとしたのである。
だが、重そうな荷物にくくり付けているロープが、ぶちぶちっと音を立てて切れ、それは偶然か必然か、私の前にゴロンと荷物が転がった。

「・・・」




その荷物を、トラックから降りてきたおじさんに渡すと、これも何かの縁だ。と乗せてもらうことになった。



そうして、私はここにいる。

そして、バッジを手に入れる。


早速ジムへ向かい、挑戦しようとした、が、ジムリーダーはトレーナーズスクールに行っていると言われ、行き場を失ってしまった・・・。

「・・・夢の跡地・・・か。」

ジムの前で通りすがった少女が言っていた場所。そこに行こうと決め、歩みを進める。



「・・・?」

夢の跡地に入った時、奥で騒ぎ声が聞こえた。
大方、バトルでもしてるのか、と思ったがコレは一方的なものと直感し、金網越しに奥をのぞいた。



「おら!ゆめのけむりを出せ!!」

「早く出せよ!」


・・・なんて事を。
ほんとの所は、殴り飛ばしたいが、先に駆けつけた人がいたようでそいつらは逃げていった・・・。





・・・・・逃がすかよ。



「ていやぁっ!!」

ドコッ!

「そいっ!」

バキッ!!


先回りしてそいつらに怒りの蹴りを食らわす。

逃げないように後ろ手と足にロープを縛り、ジュンサーさんに連絡。


さて、待ち時間は火炙りにするか・・・(黒笑)







このようにして、沙織は夢の跡地で鍛えることが出来たのである←

そして、うれしいことに、ジムリーダーも帰ってきて明日には挑戦を受け付けるという事だ。


「・・・絶対勝つ。」

その意気込みと共に、サブマス二人にメールを打つ。



ー明日サンヨウジムに挑戦します。ー


コレは家を出る際に言われた約束のひとつだ。

「ジムに挑戦するときは、必ず連絡をお入れ下さいまし。」


なんで連絡せにゃならんのか疑問だったたが約束なのでメールをしておいた。



明日だ。必ずバッジをもらう。

それだけを思って相棒達と共に眠りに付いた。


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