第3章 不調。
「現場には春ちゃんも居ますし、大丈夫とは思うのですが…二人の時とかに何かあったら…詳しくは言えないのですが。」
四ノ宮さんも困ったような顔をしていた。
「…はぁ。わかりました。」
私がそういうと、
二人はニコっと笑った。
「じゃ、とりあえず連絡先教えて!」
「あー!翔ちゃんだけずるいっ!僕にも教えてください☆」
二人は携帯を取り出した。
「あ、はい。」
私も携帯を取り出し、
二人に連絡先を教えた。
「あ!藍にはヤキモチ焼かれるから内緒だぞ!」
来栖さんはしーっというポーズをした。
「はい。」
「藍ちゃんに関しての恋愛相談ならいつでも乗りますよー♪」
四ノ宮さんはニコニコとしながらそう言った。
「へ!?…は、はい。」
私は思わず顔が熱くなるのを感じた。
「あと、藍ちゃんと何かあったんですか?」
四ノ宮さんは思い出したように
笑顔で私に尋ねた。
「ん?…あ…」
私は昨日のキスの事を思い出し
思わず真っ赤になった。