• テキストサイズ

Blue Moon☆うたのプリンスさま♪

第3章 不調。


シーンと静まりかえっていると、

再びドアを叩く音が聞こえ、
ドアが開く。

「お!居た居た!」
「藍ちゃーん!会いに来ましたよぉー♪」

そこに現れたのは
シャイニング事務所のST☆RISHのメンバーの
来栖翔と四ノ宮那月だった。

「翔!那月!何しに来たの?」

美風さんは驚いたように二人を見た。

「撮影会場近かったからさ、見学でもするかーって事で来た!」
来栖さんはニコっと笑った。

「藍ちゃん。すごぉーく頑張ってましたね!」
四ノ宮さんはそういうと美風さんを抱きしめた。

「ちょっと、那月!離してよっ!」
美風さんは嫌がりながらもとても嬉しそうだった。

私はそんな3人をじっと見つめて居た。

「ってか!真城柚子じゃねぇか!うわぁ!やっぱり本物は可愛いなぁ!」

そういって来栖さんは私を覗き込んだ。

「あ…どうも。」
私は軽く会釈をした。

「翔、彼女の事知ってるの?」
美風さんは来栖さんをじっと見つめた。

「おう!デビュー時期同じくらいだしな。七海がこいつのファンでCD借りてから俺も結構好きだったんだぁ!ねぇ!握手してよ!」

そう言って来栖さんは私に手を差し出してきた。

私は思わず嬉しくなり、
笑顔で手を差し出す。

が、

その手は別の人に握られた。

「あ?藍、お前何やってんだよ?」
来栖さんはポカーンとその主を見つめて居た。

「…別に。」

そう。私の手は
何故か美風さんに握られていた。



/ 61ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp