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Blue Moon☆うたのプリンスさま♪

第3章 不調。


「美風さんのその気持ち…少しだけわかる気がします。」

私がそういうと、
美風さんは目を輝かせた。

「目標は達成したけど…私はこれからも一緒に美風さんと一緒に居たいです。」

私がそういうと、
美風さんは驚いたような顔をした。

「ねぇ、柚子。今、僕に不思議な事が起こったんだ!」

「…?」

「君のその言葉で、苦しかった胸がすっと軽くなった。何でだろう…すごく暖かくて…嬉しいって言うのかな…こういうの。」

美風さんは今まで見たことがないくらい
嬉しそうに笑った。

その笑顔に
胸がドキドキと走った。

…あれ?

もしかして…

私…


美風さんの事…


好きになってる!?


思わず、美風さんから目をそらしてしまう。
美風さんは相変わらず嬉しそうに
ニコニコと笑っているようだった。

「ねぇ!柚子!僕は嬉しいって感情を理解できたんだ!」

そう言って美風さんは私をぎゅっと抱きしめた。

「うひゃ!?ちょ!まっ!」
私は思わず動揺から美風さんを突き飛ばしてしまう。

「あ…ごめん。」
美風さんは申し訳なさそうに
その場に立ち尽くした。





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