第5章 理事長と対面
服の上からでも分かったが細い体からスラリと生える腕は女そのもので。
隠すこともされてない四肢は酷く官能的で下肢には普段隠されている下着から足先までが綺麗にすべて見えてしまっていた。
男2人は動くことも喋ることもできず見てはいけないと分かっていても雪から目を逸らせずに見ていた。
「...っふんぅ。」
寒そうに体を丸めもそもそと動き出した雪によって2人して顔を耳まで赤くして顔を横に背けた。
「っあ。あれ?智明に悠?って、いけない、今何時!?」
起き上がった雪は顔を横に向けて立っている2人を不思議そうに見た後、顔を青くした。
今日は朝から零のお父さんのとこに行くことになっていた。
「すぐ用意するから!服、ふ・・・っく」
寝坊したと気づいた瞬間目が覚め慌ててベッドから降り今の自分の姿に気が付く。
「ひゃぁ!!ご、ごめん!」
朝から醜態を晒してしまうなんて・・。
恥ずかしさと申し訳なさでしゃがみこんだ。