第4章 立場と強さ
「ありえない。」
悠がポツリと呟く。
ジーノで生きる彼らにとって画面に映るデーターは常識外のことだった。
「まず、レガンスチェックの結果です。戦闘型・技術型・回復型・支援型すべてにおいてレガンスの反応が認められました。
系統チェックのほうで詳しく調べたところ戦闘型が1番反応が強かったです。力の系統は風や空気といったところでしょう。
ランクチェックのほうが戦闘型ではB。あとの3つはCランクという結果になりました。」
簡潔な結果報告を聞きながら零も雪の存在の信憑性を固定しはじめた。
普通の人間じゃない。
4つのレガンスすべてを体に宿すなんて無理なはずだった。
「ランクが低いのが気になりますが記憶の欠落とレガンスの使い方を理解していないそうなので、本当のランクがどれだけかも分かりません。」
「間違えはないのですね?」
「ええ、私も信じられなくて何度もチェックし直したわ。」
美鈴の言うとおり、すぐ終わるはずだったチェックは3倍以上の時間をかけて終了した。