第6章 幼馴染と同郷組 by,同郷組
やる事は決まった。
念の為リックに憲兵団本来の任務も聞いておく。
リック「憲兵団の主な任務は『訓練兵団の統括、駐屯兵団の監視、消防の指揮統制。政治犯や需要犯罪者の逮捕拘束。場合によっては帰属や王室が関与する犯罪捜査』も行う」
犯罪捜査…ねぇ。犯罪操作の間違いじゃなければ良いけど。
アイト「つまり、俺達はその辺りも口出しする権限があるんだな」
リック「憲兵団もマリア<ローゼ<シーナの城壁都市順に権限がある。私達はシーナのストへスから視察で来た。場合によってはここの支部長と対等の権限を持つ」
それはありがたい。最初から地位というアドバンテージがああるなら覆す事不可能じゃない。
後は手腕次第か。
リック「…どういう手順で行く?」
アイト「そうだな…。帰ったら憲兵団の編成状況の確認と改善。いきなり駐屯兵団まで手を出したら後から面倒だ」
リック「…手始めにトロスト憲兵団から変える」
アイト「帰るまで今日はトロスト内をあらかた見ておきたい。それから、難民のほうも」
現在の予定はトロストの地理の把握。それから難民キャンプの視察の二つだ。
前者はキャンプに向かいながら行う事にする。
っといっても後者は先程近くを通っているのだが…。
取り敢えず回り道しながら主要な場所を通ってキャンプに向かおう。
アイト「それにしても、一番人口の多そうなマリアの住民を良く受け入れられたな」
リック「…いや、状況的に本当は難民を受け入れられるほどの余裕は無い」
それもそうだ。只でさえ食糧不足なのに。
リック「これはあくまで予想だけど…」
アイト「だけど?」
リック「近日…いや、遅くても一年以内に難民を使った奪還作戦があると思う」
…その予想当たっている。
そこは俺も薄っすらだが覚えている。それのせいでエレンの幼馴染の…アルミン? の親が死んだはず。
アイト「どうしてそう思った…?」
するとリックは何時もと変わらぬ、淡々とした口調で続けた。
リック「どうしたら上手く人口を調整できるかという考え方をした結果こういう結論に至った」