第5章 役目
暖かい。こうやって人の暖かさを感じたのは本当に久々だ。
一ヶ月1~3人。多ければ4人殺す日々。それ以外の日は常に人を殺す術を身に着けていった。
毎日毎日。
悲鳴も上げられない。ただ単に殺すだけならまだ良い。
いや、それでも殺すのは嫌だ。
でも一番嫌なのは情報を聞き出す為にゆっくり殺す事。
耳に残るのは人の悲鳴。
痛い。やめて。助けて。
目に残るのは血まみれになる人だった物。
なんで。どうして。何をしたんだ。
痛いよ。いたいよ。イタイヨ。
オマエナンカシネバイイ。ゼッタイニコロシテヤル。ラクニシネルトオモウナ。
嫌だ。いやだよ。何でこんな目に遭わないといけないの?
確かにそれに見合うお金は貰ってるよ。
でもこれはそんな話じゃない。私のほうが先に死んでしまいそう。
私はこんなことしたいんじゃない。どうして私ばかりこんな目に。
助けて助けて助けて
でも無理か
そうだ。もう無理なんだ
なら一層のこと
ワ
タ
シ
ヲ
コ
ロ
シ
テ