第5章 役目

アイリス「殺し方も一杯あるんです。情報を聞き出す為に死なない程度に痛め付け、最後はしっかり殺して。他には声を出されたらマズイ状況の場合一撃で死ぬよう首を狙います。心臓は骨に邪魔されて上手く殺せない場合もあるんです。まだまだありますよ。もし、目撃者が居た場合ですがそれも処理するんです。え、逃がす？　しませんよ。だってそれでその人が誰かに言ったら大変じゃないですか。子供でも女性でも関係ありませんよ。そうそう、前に貴族の方から家系争いの邪魔になるからって妾の方の子供を殺して欲しいって個人的に依頼されたこともありますよ。おかしいですよね？何で貴族の方々が私達の仕事の内容知ってるんでしょうね？その妾の子供ですか？はい、殺しましたよ。でも普通に殺すと疑惑の念が周りで一緒に家系争いしている人達に来るから遅延性の劇薬を少量ずつその子の食事に盛ったんです。わざわざその家のメイドに変装して…えぇ。元のメイドさんには先に逝ってもらいました。体型が殆ど一緒なのでバレませんでしたよ。大体１ヶ月位はそのお屋敷で従事していました。妾とはいえ貴族の子ですからね。美しい方でした。８歳くらいの女の子でしたけど。最後のほうなんて体調崩して部屋から出れなかったんですけど、私に懐いててよく遊んであげました。情…ですか？別に全然そんなのありませんでしたよ。殺すのに何で情を移す必要があるんですか？それじゃ殺せないじゃないですか。そんな事したらお仕事出来ないじゃないですか私のお仕事は人を殺すことなんです。人殺しなんです。書類整理なんてそんなの無能なヤツに任せればいいんですよ。暗殺の出来る人員なんて殆ど居ませんでしたから。技術？教えてもらいましたよトロストに赴任してから翌日に直ぐ教わりました。無音で歩く、走る、上る、下りる。それから一撃で殺す方法。あ、私達暗殺に超硬質ブレード使わないんです。その時死体を処理する人が居なかったので見つかったら兵士の仕業ってバレチャウジャナイデスカ。だから何時も殺したら必ずお財布を盗むんですそしたら物取りと思われるでしょ？私って頭いいですから私に教えてくれた先輩達みたいにいい加減じゃなかったので。先輩たちですか？何してるんでしょうね。あ、私が殺したんでした一般市民の女性を襲って暴行しようとしてたんで殺したんでしただってあのままじゃあの女の子犯されていたかもしれませんからね正当防