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明晰夢【進撃の巨人】

第5章 役目


アタフタしているアイリス。

そんなアイリスを横にオレは調理を始めた。

先ずはスープ用の水を鍋に張り、火に当てる。

アイリス「そ、そそそその私、そんな事した覚えが…」

買ってきた野菜を食べやすいサイズに切る。

アイト「した方は覚えてなくても、された方は覚えているもんだ。赤子みたいに咥えやがって」

アイリス「あ、あうぅ…」

顔を真っ赤にしてしどろもどろになっているのを横目で見る。

何だ、可愛い反応するじゃん。もっと苛めてやるか。

鍋が煮え出した頃、煮えにくい物から順番に鍋へ投入する。

アイト「それに寝言も言ってたな。…イマイチ意味が分からなかったけど」

ビクッと反応したアイリスは恐る恐る聞いてきた

アイリス「な、なんて言ってたんですかね…?」

折角だから恥ずかしい事言ってたことにしよう。

アイト「確か『アイトさんの…すっごく大きい……。でも私も一生懸命しますから…』だったかな」

アイリス「ぴゃい、そそそそんな事言ってたんですか!?!??」

アイト「…で、あれどういう意味だったんだ?」

アイリス「あぅ……あぁぅ……」

コレ位の年齢の女の子ならやはりある程度意味は分かっているようだ。

しかし、この程度でこんな赤面するって…。

ある程度鍋の中に入れた野菜が柔らかくなってきたら味付けと香り付けにハーブと調味料を入れる。

アイリス「あ…あ。だいぶ美味しそうにに出来てきましたね!!」

アイト「あぁ。ウェンの言っていたなるべく簡素な材料で出来ないか色々試してみたくてな」

アイリス「じゃあ、私お皿用意しますね!」

アイト「あぁ。――――あ、ところで…」

アイリス「なんですか?」

アイト「あの寝言の意味ってなんだったんだ?」

アイリス「」

誤魔化せなかった、という顔をしているが最初から誤魔化されていません。

誤魔化されたようにして話題を振る。一気に動揺する表情が見れるので二倍美味しいです。

罪悪感はないのかって?

全っ然ないです。あの怯えた表情見るのはちょっと快感です。




あれ、俺今危ない発言したよね。
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