第4章 こんにちは二次元
メイトから出て来て二時間。
オレはスタバで莉那からかれこれ一時間、進撃の巨人の魅力(但し俺の知る限り以上のネタバレは含まない)を語った。
莉那「でも何と言ってもキャラ一人一人の個性があっていいんだよね!! 隼人くんはどのキャラがいい? 因みに私はアルミンかな。あの中性的なのが良いんだよー」
そんなに詳しくないが、4巻を読んで印象的で好きになったキャラは二人いる。
隼人「名前が思い出せないんだけど、あの金髪の…」
莉那「アルミン!?」ガタッ
隼人「いや、皆から天使だの女神だの言われてる…」
莉那「あ、クリスタね。可愛いよねぇ…。他には?」
名前が思い出せない…。でも凄いインパクトはあった。
隼人「キックが凄い女の子…」
莉那「それ絶対アニだね」
隼人「え、オレ?」
莉那「兄じゃなくてアニだよ」
ボケに突っ込みを入れてくれる人が居るのがこんなに嬉しいなんて…
もう何も怖くない!
隼人「オレはあの子が一番好きだわ」
莉那「隼人くんってああいった素直になれない不器用で勝気、男勝りな女の子好きだよね」
大好きです。
牧場物語をすると必ずいるクールビューティな女の子や勝気な女の子と結婚してますから。
サラさんには大変お世話になりました。金髪ポニーテール。
普段強気なのに好感度上げて行くと主人公に気を許し、思いを打ち明けたり素直に言葉に出来なくて結局行動で示したり…そんな女の子大好きです(作者談)
莉那「でもあの子かぁ…」
すると莉那は何やら苦い顔をした。
隼人「なんだ? ネタバレはやめてくれよ」
莉那「あ、ネタバレじゃないよ。たぶん。作中でね、アニと凄く仲のいい人が居るんだけど」
隼人「おい」
莉那「その人との悲恋が凄く心に残ったの。訓練兵団の時の回想とか…その相手がね」
隼人「それ以上は黙れ。言うな」
莉那「アイト・レオンハルトっていう教官補佐に心開くんだけどさ…」
隼人「ちょっと待て…」