第4章 こんにちは二次元
食べ終わった後、そのまま服屋へと足を運ぶ。
何時もの通りならただのウィンドウショッピングだ。
特に買い物なんかしない。
莉那「隼人くんは何か買ったりしないの?」
隼人「いや、特には・・・」
莉那「本当!? じゃあちょっとお願いが・・・」
今日は得る物より失うもの(現金)の方が大きいかもしれません。
莉那「隼人くん隼人くん。どっちが良いかな?かな?」
池袋にあるとある服屋内で莉那が見せたのは白いワンピースの胸元に大きなリボンが着いた、何か何処かで見た事あるような気がする服と、
莉那「それとも・・・こっちの方が良いかしら?」
銀色のロングとかの人が着たら似合いそうな黒を基調にしたゴスロリドレス。
嘘みたいだろ? 聞いた感じコスプレショップか?って言いたいだろ? 本当に普通の店に売ってたんだよ(実話) しかも値段が異様に高い。
隼人「オレはたまに莉那のファッションセンスに度肝抜かされます」
楽器店でオレは管楽器、莉那はエレキ中心のコーナーに。
本人曰く、とある高校のけいおん楽部をモチーフにしたアニメを見て始めたそうな。
少ししたら飽きて辞めるかと思いきや、ノリに乗って今では弾いた動画をサイトに載せたら動画再生数が六桁行くというチート妹。
血って怖いなぁ・・・。
え、オレはそんなに上手くないです。
莉那「新作新作~♪」
此処に来ると莉那はテンションが上がる。気持ち悪い位に上がる。
因みにこの子、理解はあるが腐ってはいない。
そうだ、丁度此処でなら聞いてもおかしくないから聞いてみるか
隼人「なぁ莉那。進撃の巨人ってどんな感じ?」
莉那「おけ。隼人くんが理解を示したという事で話をしてあげよう」
それにしてもこの妹ノリノリである。